本日一報

いろいろ必要になって、上司にサインしてもらう自分自身の推薦の手紙を書いてるのだが、これがなかなか難しい。日本語でだって難しいのに、英語だしなあ。Googleでひな形を検索して、コピペして、でもぜんぜん上手く書けない。そもそも、自分のどこがすごく…

本日一報。 アドベントカレンダーを買って、飾り付ける。マグカップをクリスマス仕様に変えた。気分はもうクリスマス休暇である。 ほとんど毎日、もう何年も思っているのだが、自分のデスクが狭くて、騒音が激しくて、照明が暗くて、とても知的活動をする場…

本日一報。昨日、インフルエンザの注射を打った。その弱毒ウイルスに負けてしまったのか、どうにも体調が悪い。喉も痛いし。しかし、朝からmeetingがあったので、出勤。パワポのフォントの大きさについて話し合う。 午後、何本か電話をして、何本か事務手続…

本日一報。 さて知っている人は知っている、知らない人はまったく知らないオープンソースに関するアーティクルに『伽藍とバザール(The Cathedral and the Bazaar)』というのがある。その有名な文章には続編があって、それは『ノウアスフィアの開墾』と名付…

今日は仕事の前に軽くジョギングをした。あまりにも軽すぎたのか、運動をしたのかしてないのかわからないぐらいであり、中途半端な気持ち悪さがあった。しかし全力で運動すると、このからだが壊れてしまうのではないかという謎の恐怖感があり、そろそろと軽…

少しヒマになったことと、後輩が引っ越しをする話を聞いて、またぞろ引っ越し熱が高まりつつある。今の部屋ももうすぐ、契約更新の時期であるし。人によっては同じところに5年や10年住む人もいるのかもしれないけれど、僕はどちらかと言うと、良く引っ越す方…

高校生のとき、進路決めた理由を思い出したので書いておこう。「人類が滅びたあと、墓碑に刻まれる仕事をしたい」そう思って、サイエンスを選んだのだった。 初心を思い出そう。何かを選ぶときには。

英語の文法用語

海外で外国語を習うときは、文法用語の説明も外国語である。すくなくとも英語の文法用語がわかっていないと、質問すら出来ない。日本で英語を習ってきた人々(普通に中高で英語を習ってきただけの、僕も含めたおそらく一般の人々)は、英語の文法を(なぜか…

05: 舞姫

サーバは既に落ちている。研究室は静かで、白熱灯の光がまぶしいのが無駄だ。学会の締め切りが昨日終わったこともあり、皆、昼過ぎには帰っていった。今晩は初雪だそうだ。帰りがけに、同僚がそんなことを言っていた。 あれは夏。僕はそれを思い出す。もう数…

日本人が海外留学に行くときの便利なリンクをまとめてみました。まだ途中版です。

ANA赴任コンボ http://www.ana.co.jp/amc/afs/compo.html 航空券にいろいろなサービスがつきます。一緒に持っていける手荷物が2個から4個に増えたりとか。 AIU海外旅行保険 http://www.aiu.co.jp/travel/ ネットで海外旅行保険が申し込めます。ビザ発給に…

知らない地に行くということ

それはある意味大変なことではあるが、しかし隣のビルに引っ越すこととどの程度の違いがあるだろうか。 でも、それを重大なことと考える人もいて、そういう人は、僕にいろんな心構えを教えてくれる。 そういうのは、場所さえかえれば、ここではないどこかに…

実験家のための八か条

およそ研究と実験を円滑に進めるには、以下の要諦を踏まえなければならない。 研究目的を(利用可能な)手段に適合させる 常に研究目的を銘記する。(目的を忘れ枝葉末節に耽溺しない) 最も所要資源が少ない方法を選ぶ 最も楽な方法を選ぶ 予備の目標を準備し、…

まどかマギカと西尾維新

流行に乗って、一つ小ネタを書いてみよう。 本日私が取り上げたいのは、一つの比較である。 それすなわち、「まどかマギカ」と「化物語(に代表される西尾維新作品)」の比較である。 この二つは、表面的には類似性を持っている。どちらも2000年代的であるし…

擬twitter 中国では本格日式(日本式)料理をうたう店で、メガネをかけたメイドさんがウエイトレスをしている。日本はこの国でどのような認識のされ方をしているのか... 中国って日本と比較されがちだけど、文化としては大陸文化なのでアメリカのほうが類似…

現代の研究者の条件(覚え書き:既に何度も言われているが、いまだ完全に実現はされていないいくつかの事柄について。ドラッカーの考察をもとにして)

...... 良い研究室と悪い研究室のあいだの生産性の差は、まだ十分に説明されていない。両者の間の研究費の多寡を考慮しても、その生産性にはまだ2-3倍以上の差があるように観察される。...... 良い研究室の環境は、間接作業を少なくし、直接作業を多くする。…

THE LAST HOPE in Japan

自分はにコンセプチュアルなものが好きだし、明白にコンセプチュアルなものを作っていきたいと思うけど、もしかしたらコンセプチュアルすぎるものは世の中には受け入れられないのかもしれない しかしコンセプチュアルであることで何がマイナスなのかわからな…

新入社員はなぜ3年で辞めないのか?(ミスリード)

※ このお話はフィクションです。 幾多の災厄が詰まった「パンドラの箱」 その箱を開けてしまったが故に、世界には災厄が満ちるようになったという。災厄が飛び散った後、箱に残った最後のひとかけ。それは「希望」とも「未来」とも言われている。 未来が、文…

わたしとティーカップ、あるいは預金通帳は自我防衛の弾薬となるか?

貴方は、自分自身をどれだけ信じているだろうか? 自分自身の連続性を。 一次元の線のように物事を考えている時はともかく、それが断絶するとき、自分自身は連続しているのだろうか。つまり、寝て起きたあと、ちょっとぼーっとしたあと、コーヒーを飲んで舌…

都市と田舎と承認欲求

都会と田舎論争は結局、ジャスコとAmazonだけで、人はどこまで生きられるか? という問に書き換えられる。 実はこれは20年前に女子高生を題材に宮台真司がやっていたことではあるのだが……。「人はどこまで動物化して生きられるか?」という問。これに対する…

ライトノベルで学ぶ英語:Amazon.comで買うおすすめの十冊

イントロ: 英語を第一言語にしている日本企業もある今日この頃、皆様におかれましては、またもや中学生以来とりつかれている強迫観念(今年こそは英語を何とかしなくっちゃ!)をあらたにしている日々ではないでしょうか。課題: そうやって文字通り仕事の…

理系サラリーマンライフ04: 夏と影と家族

今は夏。だから彼女は思い出す。草の匂い。空と飛行機雲。微かな排気ガスの匂い。 遥かな夏の流れ。 ふたり分の青空。 毎年、九月四日に強制的に失われる記憶。 † 「あ。いま、夏か」 理由はないがなぜかノルマになっている特許をひねり出すための、益体のな…

03. 夏を継ぐ猫

「大学生の就職率って、いまは60%くらいなんだってね」昼休み。会社のカフェテラス。 それが今日のランチタイムの、取り敢えずの話題だった。「へえ。そうなんですか」モモ課長の口調からは、それが高いのか低いのかすら判断できず、僕はあいまいにごまか…

定常状態近似

これがあの冒険心と向学といささかの恐怖を持って憧れていたNISTでした。 NISTはなによりもまず研究の場所でした。見上げるような研究棟。 研究室を行く人は他人の都合などほとんど考慮に入れていないように見えたのです。 愛想よくしたり、丁寧な口を利いた…

理系サラリーマンの毎日は特異点でない日々

最近のオタク系コンテンツを見ていると、「どんなものでも登場人物を萌え美少女にさえすればオタコンテンツとして成り立つのではないか」という妄想にとらわれる。たとえばオタク同士のどうしようも無い会話でも、登場人物を女子高校生にすれば受けるとか[1]…

無意味な仕事が誘発する7つの心理パターン

自分の仕事の意味を疑うことはやめたまえ。実際に無意味であることを知ってしまう前に。 無意味な仕事をしている時の心理状態。 最悪パターン: 「なんて無意味な仕事なんだ…」→「こんな仕事をしている俺に価値はない…。死のう」 普通パターン: 「なんて無…

一歩と勇気と超電磁砲

超電磁砲の23話を見る。内容としては、最終バトルの前の「悪役を明確にする」「事件の背景を説明する」「仲間の結束を固める」回である。 よく出来ているなー、と思ったけれど、残念だったのは性急に「わかりやすい悪役」を出してしまったこと。 <以下、番…

駆け出し研究員の誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくい研究のチョコっとについて教えましょう

まずこの小さな記事を始める前に、私自身について多少述べよう。私は研究者の卵であり、多少の真似事はしつつも、まだ独力で研究のすべてを展開できる力量はない。キャリアを始めたというよりも、「私たちの全ては、まだ始まってもいない」段階である。 しか…

diary

朝、起床。 昨日よりは死にたくない。良かったよかった。 やはり月曜日のテンションの低さは異常だな。といっても起きたばかりは不機嫌。コーヒーを入れてトーストを焼く。 トースト旨い。冷凍した食パン→トーストは便利だなあ。 出社。 メールチェック。代…

いつものポエみーな文章でなくて、ふつうに起こったことを記録する「日記」を書いていこう。 こういった過去の再構成が必要ではないか、と思った。デフラグである。 そう。なので、以下を読んで幻滅しないでいただければ幸いである。 朝、起床。 今日も朝か…

怠惰な研究者のための手抜きな論文の読み方

とある方が、日に論文を3、4報読む、と書かれていたので、まねをしようと思ったら、3、4段落で挫折したなう。 http://infinity-flight.hp.infoseek.co.jp/index.html 純朴な後輩にとてつもない誤解を与えてしまったようなので、ここで釈明なう。 ここで…