研究

実験家のための八か条

およそ研究と実験を円滑に進めるには、以下の要諦を踏まえなければならない。 研究目的を(利用可能な)手段に適合させる 常に研究目的を銘記する。(目的を忘れ枝葉末節に耽溺しない) 最も所要資源が少ない方法を選ぶ 最も楽な方法を選ぶ 予備の目標を準備し、…

現代の研究者の条件(覚え書き:既に何度も言われているが、いまだ完全に実現はされていないいくつかの事柄について。ドラッカーの考察をもとにして)

...... 良い研究室と悪い研究室のあいだの生産性の差は、まだ十分に説明されていない。両者の間の研究費の多寡を考慮しても、その生産性にはまだ2-3倍以上の差があるように観察される。...... 良い研究室の環境は、間接作業を少なくし、直接作業を多くする。…

論文導入部で読者に、特に最初の読者である上司に説明すべき5つのこと

解いている問題は何? なぜその問題が面白くて重要なの? その問題のどこが難しいの? 当たり前に解けるんじゃない? なんでほかの人は、今まで解いてないの? あんたのアプローチは、どこらへんが革新的で重要なの? 基本ですが、対象に近づきすぎているゾー…

圧倒的に生産性の高い人の研究スタイルは銀の弾丸になるか?

圧倒的に生産性の高い人(サイエンティスト)の研究スタイル http://d.hatena.ne.jp/kaz_ataka/20081018/1224287687 hatena bookmark で一位になっていた記事です。 コメント欄とかを見ていると賞賛の嵐。 えーと。本当にそんなんで良いのかなあ。記事の叙述…

学会誌に小説家が記事を書いていた

円城塔といえば、SF好きの方なら名前を聞かれた事もあるのではなかろうか。今日、日本物理学会誌を読んでいたら、その中の「シリーズ”ポスドク”問題」という記事を円城塔が書いてて驚いた。http://self-reference.engine.sub.jp/?eid=548771 知らなかったが…

研究者は自営業と同じ

11月〜4月の研究(4月の国際会議投稿目標)と、来年度の予算の確保(来年5月〜9月の研究。9月末国際会議投稿が目標)を考える。 来年度の予算確保はつらい。 未来の研究の進展状況を考えながら必要な研究機材を予測し、 しかもそれが、趣味でなく組織のた…