怠惰な研究者のための手抜きな論文の読み方
とある方が、日に論文を3、4報読む、と書かれていたので、まねをしようと思ったら、3、4段落で挫折したなう。
純朴な後輩にとてつもない誤解を与えてしまったようなので、ここで釈明なう。
ここで日に3、4報読むといっているのは論文サーベイのことで、いうなれば手抜きの読み方なのである。
たとえるならば、コンビニでジャンプを立ち読みしてるぐらいのノリであって、真面目に作品を読み込んでいるわけではないのだ。
具体的には、次のような感じである。
1.タイトルを読む
2.アブストラクトを読む
3.考える
4.再度タイトルを読む
5.再度アブストラクトを読む
6.参考文献リストを読む
7.アブストラクトを読む
8.結論を読む
9.図を見る
10.キャプションを読む
11.イントロを読む
12.実験方法をざっと読む
13.ディスカッションをざっと読む
*12と13は適宜省略する
つまり、タイトルとアブストと参考文献と図ぐらいしか、読んでない(見てない)のだ。
決して、頭から味わうように丹念に読んでいるわけではない。
研究者の人生(研究成果)は、こうして数分で消費されていくのである。
学問の無情さというものですな。
ちなみに、この読み方は自己流ですが、他の人も似たような読み方をしてるんじゃないかなあ。
どうでしょうか。