2010-01-01から1年間の記事一覧

THE LAST HOPE in Japan

自分はにコンセプチュアルなものが好きだし、明白にコンセプチュアルなものを作っていきたいと思うけど、もしかしたらコンセプチュアルすぎるものは世の中には受け入れられないのかもしれない しかしコンセプチュアルであることで何がマイナスなのかわからな…

新入社員はなぜ3年で辞めないのか?(ミスリード)

※ このお話はフィクションです。 幾多の災厄が詰まった「パンドラの箱」 その箱を開けてしまったが故に、世界には災厄が満ちるようになったという。災厄が飛び散った後、箱に残った最後のひとかけ。それは「希望」とも「未来」とも言われている。 未来が、文…

わたしとティーカップ、あるいは預金通帳は自我防衛の弾薬となるか?

貴方は、自分自身をどれだけ信じているだろうか? 自分自身の連続性を。 一次元の線のように物事を考えている時はともかく、それが断絶するとき、自分自身は連続しているのだろうか。つまり、寝て起きたあと、ちょっとぼーっとしたあと、コーヒーを飲んで舌…

都市と田舎と承認欲求

都会と田舎論争は結局、ジャスコとAmazonだけで、人はどこまで生きられるか? という問に書き換えられる。 実はこれは20年前に女子高生を題材に宮台真司がやっていたことではあるのだが……。「人はどこまで動物化して生きられるか?」という問。これに対する…

ライトノベルで学ぶ英語:Amazon.comで買うおすすめの十冊

イントロ: 英語を第一言語にしている日本企業もある今日この頃、皆様におかれましては、またもや中学生以来とりつかれている強迫観念(今年こそは英語を何とかしなくっちゃ!)をあらたにしている日々ではないでしょうか。課題: そうやって文字通り仕事の…

理系サラリーマンライフ04: 夏と影と家族

今は夏。だから彼女は思い出す。草の匂い。空と飛行機雲。微かな排気ガスの匂い。 遥かな夏の流れ。 ふたり分の青空。 毎年、九月四日に強制的に失われる記憶。 † 「あ。いま、夏か」 理由はないがなぜかノルマになっている特許をひねり出すための、益体のな…

03. 夏を継ぐ猫

「大学生の就職率って、いまは60%くらいなんだってね」昼休み。会社のカフェテラス。 それが今日のランチタイムの、取り敢えずの話題だった。「へえ。そうなんですか」モモ課長の口調からは、それが高いのか低いのかすら判断できず、僕はあいまいにごまか…

定常状態近似

これがあの冒険心と向学といささかの恐怖を持って憧れていたNISTでした。 NISTはなによりもまず研究の場所でした。見上げるような研究棟。 研究室を行く人は他人の都合などほとんど考慮に入れていないように見えたのです。 愛想よくしたり、丁寧な口を利いた…

理系サラリーマンの毎日は特異点でない日々

最近のオタク系コンテンツを見ていると、「どんなものでも登場人物を萌え美少女にさえすればオタコンテンツとして成り立つのではないか」という妄想にとらわれる。たとえばオタク同士のどうしようも無い会話でも、登場人物を女子高校生にすれば受けるとか[1]…

無意味な仕事が誘発する7つの心理パターン

自分の仕事の意味を疑うことはやめたまえ。実際に無意味であることを知ってしまう前に。 無意味な仕事をしている時の心理状態。 最悪パターン: 「なんて無意味な仕事なんだ…」→「こんな仕事をしている俺に価値はない…。死のう」 普通パターン: 「なんて無…

一歩と勇気と超電磁砲

超電磁砲の23話を見る。内容としては、最終バトルの前の「悪役を明確にする」「事件の背景を説明する」「仲間の結束を固める」回である。 よく出来ているなー、と思ったけれど、残念だったのは性急に「わかりやすい悪役」を出してしまったこと。 <以下、番…

駆け出し研究員の誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくい研究のチョコっとについて教えましょう

まずこの小さな記事を始める前に、私自身について多少述べよう。私は研究者の卵であり、多少の真似事はしつつも、まだ独力で研究のすべてを展開できる力量はない。キャリアを始めたというよりも、「私たちの全ては、まだ始まってもいない」段階である。 しか…

diary

朝、起床。 昨日よりは死にたくない。良かったよかった。 やはり月曜日のテンションの低さは異常だな。といっても起きたばかりは不機嫌。コーヒーを入れてトーストを焼く。 トースト旨い。冷凍した食パン→トーストは便利だなあ。 出社。 メールチェック。代…

いつものポエみーな文章でなくて、ふつうに起こったことを記録する「日記」を書いていこう。 こういった過去の再構成が必要ではないか、と思った。デフラグである。 そう。なので、以下を読んで幻滅しないでいただければ幸いである。 朝、起床。 今日も朝か…

怠惰な研究者のための手抜きな論文の読み方

とある方が、日に論文を3、4報読む、と書かれていたので、まねをしようと思ったら、3、4段落で挫折したなう。 http://infinity-flight.hp.infoseek.co.jp/index.html 純朴な後輩にとてつもない誤解を与えてしまったようなので、ここで釈明なう。 ここで…