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最近読んだ本

生の短さについて 他2篇 (岩波文庫)作者: セネカ,大西英文出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/03/17メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 39回この商品を含むブログ (87件) を見る午前3時の無法地帯 (1) (Feelコミックス)作者: ねむようこ出版社/メーカー:…

冬目景と桜庭一樹。 冬目さんは女の子の書き方がやはりうまい。 静かだけど芯の強そうという現実ではなかなかお目にかかれないタイプをうまく書きます。 桜庭さんは、いつもどおりうまい(まだ最後まで読んでないけど)。 ところで富士見ミステリ文庫がなく…

失われた場を探して──ロストジェネレーションの社会学

外国の日本研究者からみた、教育レベルが低い人(直截な単語選びははさすが)が、場から場へとうまく移行出来ないことについての社会学的研究。 論旨が明快でいいですね。 内容が深いわけでは無いんだけど、変に批評家…というか、哲学というか現象学と言うか…

ちゃんとした本って、何だろう?

昭和「趣味は読書って言ってたけど、どんなの読むの?」平成「ライトノベルとかです」昭和「ああ、今時の子だねぇ」平成「でも少しは、ちゃんとした本も読んでますよ。セカチューとか」昭和「……」 言うまでもなく、ハーラン・エリスンではありませんでした。…

森博嗣「スカイ・クロラ」映画化

http://wwws.warnerbros.co.jp/skycrawlers/ これはひどい。 なにって、監督のコメントが。禄でもない、まったく美しくない作品に改悪されてしまう嫌な予感ばかりが先立つ。 # まだ新海誠にでも任せたほうがよかった、とか # 映画館を出た後つぶやく妄想すら…

ゲーム的リアリズムの誕生 動物化するポストモダン2

評論の内容が美少女ゲームの臨界点からあまり深化していない気がする。 大塚の『キャラクター小説の作り方』はザ・スニーカーに連載されていた(そしてそのころラグナロクとトリブラが編集部からやたらとプッシュされていた)という背景と、彼独特のトウカイ…

エマ 8巻

ケリーの若い頃の可愛さは異常。ビームコミックス エマ 8巻(通常版)作者: 森薫出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2007/03/26メディア: コミック購入: 5人 クリック: 62回この商品を含むブログ (198件) を見る

ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2

ファウストで二三回分は読んだ。 後輩の日記で言及されているのを見て、書籍化していたのを知る。あとで買っておこう。ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 (講談社現代新書)作者: 東浩紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/03/16メディア: …

リカってば!

2巻が4/6発売。忘れないようにメモっておこう。リカってば! 2 (まんがタイムコミックス)作者: 長谷川スズ出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2007/04メディア: コミック クリック: 9回この商品を含むブログ (29件) を見る個人的なお気に入り漫画。 あと、イエ…

キャラ × テキスト × ヴィジュアル × 音楽 = Novel2.0

物語はプラットフォームになる ヴィジュアル・文字・音楽の複合によるリッチなユーザー体験 デバイスフリーなキャラクター ユーザー自身によるキャラの再解釈 共同創作者としてのユーザー ロングテイル 物語の分散性・並列性 さて、これは何のことでしょう?…

ハガレン13

まるで神への祈りじゃないか from 鋼の錬金術師 13 (ガンガン コミックス) オビ エドが錬金術を使うときの、手を打ち鳴らす様子を評した作中の台詞から。 ううむ。あおり文句のつけかたがうまい。

分かり合えない他人たち――キミとボクの下流社会

下流社会 新たな階層集団の出現 (光文社新書)作者: 三浦展出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/09/20メディア: 新書購入: 2人 クリック: 125回この商品を含むブログ (663件) を見る だいぶ前――学会とか言ってるころだったから、去年の夏から秋――に部室で読…

iCon スティーブ・ジョブズ

スティーブ・ジョブズ-偶像復活。http://spaces.msn.com/members/furukawablog/で紹介されていたアップル・コンピュータCEOスティーブ・ジョブスの評伝。なかなか面白そうなので、後で読んでみたいと思います。

ネコソギラジカル (下) 青色サヴァンと戯言遣い

ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス) 。思い返してみれば「あたらしい」「00年代の波」と呼ばれてはいても、00年代すら、もう半分が過ぎ去っているのだ。ということ。売れまくった戯言シリーズの最終巻。ネタバレしないように抽象…

MONT BLANCで書かれた散乱文字

「うん……。わたしはね、ディッキー。あなたたち青年のことはよくわからない。わからない。だって、目の前の相手との具体的な関係より、いつも、抽象的な愛について悩んでいるんだもの。そして、誰のことも愛さない。なにより衝動を嫌っている。愛からもっと…

ブルースカイ

ブルースカイ (ハヤカワ文庫 JA)作者: 桜庭一樹出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/10/07メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 57回この商品を含むブログ (272件) を見る

火星ダーク・バラード

「人類に進化なんてものはない。ただ、適応があるだけよ。環境への過剰な適応がね」 クラッシク(作中の形容詞で言えば「地球的な」)SFへの諦めから始まるこの小説。パラ・テラフォーミングされた火星を舞台に、ハリウッド的アクションシーンが次から次へ…

セプテントリオン

夏雲よ なんたるとりとめのない寂しさだらう どこにこれといふ信仰もなく たよりに思ふ恋人もありはしない。 萩原朔太郎, "さびしい来歴"

ランダウ・リフシッツ

TOEICの勉強にすぐ飽きてしまい、ランダウ・リフシッツの理論物理学教程をパラパラと眺める。ながめる、って長雨みたいでいいですね(関係ない) ここで物理学科の人に話すと5分くらい盛り上がれるトリビア〜。 ランダウ=高名な理論物理学者。ソ連のひと。…

マンガ・バトン

家に帰ってきて、つらつらとwebの巡回をしていると*1、バトンがいくつか届いていた。 まずはid:melvyさんからのマンガ・バトン。 家にあるマンガの冊数 たぶん100冊くらい。マンガっぽい小説なら、もっとたくさんあります(笑 今読んでいるマンガ フルーツバ…

CHUANGとNIELSENのやつ

日本語版が図書館に入っていたので、どかっと借りてくる。 英語が不自由な人にとっては、やはり邦訳版はありがたい。 ……それに、原書版むっちゃ重いし。

メガネ男子

サイドバーに表示される注目ISBNに「メガネ男子」なる語句が。 ……なんだ、コレ?メガネ男子作者: ハイブライト出版社/メーカー: アスペクト発売日: 2005/09/15メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 409回この商品を含むブログ (507件) を見…

サードオプティクス。セネカ。

「努力するか、諦めるか。 どっちかしかないよ。 人間に選べる道なんて、いつだってたいてい、この2つしかないんだ。 みんなには正直に自分の気持ちを話すしかないよ。 あとは向こうの決めることだ。 努力するか、諦めるか、彼らが選ぶんだ」 ――このときひ…

久方ぶりに本屋

何日か忙しくて本屋にもいけなかったのだが、今日は久しぶりに本屋にいけた。 いくつか書籍を購入。 ダウン・ツ・ヘヴン―Down to Heaven作者: 森博嗣出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2005/06メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 24回この商品を含むブ…

夏と時間と旅行者2

サマー/タイム/トラベラー (2) (ハヤカワ文庫JA)作者: 新城カズマ出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/07/21メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 89回この商品を含むブログ (278件) を見るなんか、どの本屋にいっても見つからないです。 発売延期かなあ。…

夏・時間・旅行者

サマー/タイム/トラベラー (2) (ハヤカワ文庫JA)作者: 新城カズマ出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/07/21メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 89回この商品を含むブログ (278件) を見る売ってない……。

ハチクロ8巻

ハチクロ8巻が8月19日発売(mixiより)ハチミツとクローバー (8) (クイーンズコミックス―ヤングユー)作者: 羽海野チカ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/08/19メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 41回この商品を含むブログ (711件) を見る

サーラの冒険

山本弘のサーラの冒険が再刊、そして新刊?がでるようです。 超久々……。 そういえば、(関係ないけど)清松のケイオスランド小説も続きが出てないような。 続き読みたーい。

マストバイ

む、今月は買わねばならない本がいっぱいだ。 と思ったが、実のところ、 別に買わなくても何の支障もないどころか、 むしろ健康で文化的な生活が送るには買わないほうがいいんじゃないか、ぐらいのものなのだが。 それでも、「ねばならない」と思うところが…

小説の自由

小説の自由作者: 保坂和志出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/06/29メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 208回この商品を含むブログ (151件) を見る保坂和志のエッセイ、というかなんというか。 この人の小説は好きで何作か読んでいるのと、新潮社装丁室…