ネコソギラジカル (下) 青色サヴァンと戯言遣い

ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)
ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス) 。思い返してみれば「あたらしい」「00年代の波」と呼ばれてはいても、00年代すら、もう半分が過ぎ去っているのだ。ということ。売れまくった戯言シリーズの最終巻。ネタバレしないように抽象的な感想になるが、一回逆転したものが、もう一度回って「元に戻った」感じ。

でもそれはあくまで、「感じ」であって、同じではない。0°と360°は違う。もしそれが疑わしいのなら、自分の頭を一周回してみるべきだろう。一回転した頭は、たぶん回す前と少し違うはずだ。まあ、たとえるならば、そんな趣。