萌えクリエイタの臨界点


僕が好きな概念、というか思考実験にシンギュラリティというものがある。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%80%E8%A1%93%E7%9A%84%E7%89%B9%E7%95%B0%E7%82%B9

技術的特異点(Technological Singularity)とは、未来研究において、人類の技術開発の歴史から推測して得られる未来のモデルの正確かつ信頼できる限界(「事象の地平面」)を指す。

「強い人工知能」や人間の知能増幅が可能となったときが技術的特異点になると考えられている。

フューチャリストらは、特異点の後では科学技術の進歩を支配するのは人類ではなく強い人工知能やポストヒューマンとなり、従って人類の過去の傾向に基づいた変化の予測モデルは通用しなくなると考えている。

Wikioedia


要するに
「人間より頭のいいAIがつくれちゃったら、そのAIがもっと頭のいいAIつくれる訳だから、もう科学の発展に人間いらなくね?」
という意見。




これと似たような(より簡単そうな)応用として、自動萌えアニメ生成プログラムが考えられる。



つまり一連のパターン認識萌え要素生成(遺伝的アルゴリズムなんかを使おう)・シナリオプロセッサ・演出および作画プロセッサなんかの集合体が、萌えアニメをつくる。


これが結構面白い→ネット上で大人気→クローラがその感想や批評をあさってシナリオや作画を改善→新クールに新アニメ→(無限ループ)



というのが成功したとき、人間はまだ萌えアニメをつくる必要があるのか。という問題。




まあ、趣味でつくるのはいくらでも残るでしょうが、AIの「人件費」が人間の1/1000000000000000とかになったら、商業的にはもう成立しないでしょう。




そういった――、つまりはAIが生み出した萌えアニメを、人間のオタクが消費し続けるというのは、どうにもディストピア的ではある。






などというバカなことを考えて時間がたつ夜であった。