学生と社会人に差なんてない。あるのはシステム側の定義だけだ。

いろいろな人が、いろいろな場所で新生活を始めたようです(BGM ケツメイシ)


といっても幸いなことに(不幸なことに?)、私の周りでは、
明日からザンビアで暮らすとか、ビルゲイツの娘の婿養子になったとか、
火星に移住しますとか、次元がひとつ下の世界にダイブしますとか、
そういった劇的な変化はあまりない様子。



会社で働くか、あるいは大学に残るか。
比較的滑らかな(微分可能な)接続だったようです。



学校から会社への変化を大きなものとして捉える向きもありますが、
しかし働くといっても(日本での)雇われ人のあいだは学生と大して変わらんでしょう。



新社会人*1に「学生気分が抜けない」という言葉が使われるときがありますが、
日本のようなネオテニーな企業社会では、何十年も「学生」が続くとみたほうが真実に近いのでは。
これは感覚的な議論で、理由を明確にすることが難しいのですが……。



それが良いとも悪いとも思いませんが(悪いと思う人は、別な国で働くでしょうし)、
日本では成熟が存在しないという事実、これを認識しておくことは重要かと思います。
(それともあれか。「成熟が存在しない」ことを認識するのが、学生→労働者の転換点なのか?)



さて、私は今年度も同じプロジェクトで、同じ場所で、同じくらいの額の給料、同じくらいのポジションで働く予定でして、これまたとてつもなく滑らかに接続しています。
自分で意識しないと、周期の区分だったことすらも忘れてしまいそうです。



細かい話だと明日からの週は、営業の仕事(およそ「くだらない」と「死ぬほどくだらない」の中間くらいのもの)、
その次の週は重要な締め切り( 学振じゃないよ)があるので、新年度からいきなり忙しくなりそうです。



次々週のトピックはかなり面白いので、来週の営業仕事を、いかにほかの人に委ねるかが重要でしょう。

*1:新労働者