思想地図シンポジウムVol.3「アーキテクチャと思考の場所」@東工大
打ち合わせの帰り、携帯電話に友人からメールが入る。
「あずまんのパネルディスカッション見に行かない?」
そのとき僕は大岡山から遥か離れた羽田空港にいて、1000kmの旅路から帰った直後で大分疲れていたのだが、まあ行く事にした。
大岡山に着くと、パネラーは磯崎新、浅田彰、宮台真司、東浩紀、宇野常寛、濱野智史という豪華メンバー。やるな。
メンバーが著名(超マイナーな一部業界の中でだけだが・・・)なせいか、会場はいっぱいいっぱい。
熱気がものすごい事になってた。
仕方が無いので、私は後ろの方で立ち見。
僕のすぐ後ろでは、女性が子供をあやしていた。
どこかで見た顔だなあ、と思いながら微笑ましく見ていたのだが、10分くらいして、あれは東浩紀の奥様とお子さんだと思い出す。
思い出したはいいが、なぜ私があずまんの奥さんの顔を知っているのだろう? 謎である。
ディスカッション全体としては、まあいつものかんじ?
宮台さんは、未もふたもない言葉で相手を挑発し、東はキレキャラを演じ、浅田さんは途中で帰ってしまった。
例によってまったくかみ合って無くて、ディスコミュニケーションここに極まれりといった感じである。
それでも一応、断片的に僕の感じた事(彼らが言っていたことではない)を書いておくと、
- 工学には現実のプロセッシング能力を高めるものと、高まった演算能力をどうつかうか?という二種類ある
- 世の中には、まだまだ現実に特権的地位を与える人がいる
- 他大から来ているのかもしれないけど、女の子が結構いた
- 他にも色々考えてたかもしれないけど、忘れてしまった
- 脱構築って、もうはやらないのかなあ
あと会場で後輩のT君と会う。熱心にメモを取っていた。
会場を出て大岡山をふらふらしてると、あずまんの打ち上げ会場はこちらでーす、と勧誘される。
会場は中華料理屋(むかし水曜日に食べ放題やっていたところ)。
興味深かったが、疲れているので辞めておいた……、しかしいまになるとちょっと惜しいことしたな、と後悔している今日この頃である。