アキハバラ発

秋葉原の連続殺傷事件を取扱った『アキハバラ発』という評論集をよむ。


これは複数の著者がかいた短い評論のあつまりなのだが、「東浩紀は評論家としてもう終わった。深化シテナイ」とか言われている(主に私に)わりに、なんのかんのと東の評論が一段切れていておもしろかった。
なんだかな。





あとは、「彼は非モテやら自宅警備員やらをネタとして価値転倒的に消化する2ちゃんねるトライフの一員にすらなれなかった」「彼の感じていた疎外感は、組織の末端だったことではなく、組織のもつなにか大きな目標から阻害されていたこと」(これなんかはマルクスと同じ感じだが…)なんかの意見がなかなか面白い。





しかし、東は大塚の道を綺麗に踏襲しているような……。