今からできるヒーローになるための5つの方法

「それでいいのです。少しでも、あるいは口先だけでもいい。まずはやれることをやるのです。それすらもやらないで、何をしようというのです? 全てはささやかな事の集合なのですから」*1

朝ご飯をきちんと食べる。

あなたは朝、あわててとび起き、シャワーを浴び、髪に寝癖直しを振りかけ、朝ご飯を抜いて職場(か学校)に走り出してはいませんか? あるいは、起きたら昼を過ぎていて、ぼんやりと毛布にくるまりながら、習慣的に面白くもないネットをチェックして、外が暗くなってきた頃に、渋々とバイトに出かけていませんか?

ヒーローになるために、朝は早くおきましょう。

そして熱いコーヒーと火を通したした卵とベーコン、きちんとトーストしたパンを食べましょう。あるいは炊きたてのご飯とあたたかなお味噌汁、気持ちよく切られたおひたしでもかまいません。

ヒーローは、普段は朝ご飯をきちんと食べているものです。

ジャンプの漫画は、好きなものだけ読む

あなたは、ジャンプの漫画を読むとき、好きな漫画以外のものを惰性で読んでいませんか? 

ヒーローの特徴は決断です。まず読んでみるのはいいでしょう。しかし、惰性で毎回読むのはいけません。読むか読まないか、判断しましょう。そして判断を実行しましょう。

惰性であまり読みたくない漫画を読む代わりに、他のことをするべきです。たとえば、他の雑誌からもっと面白い漫画を探すとか。

酒場で文句と愚痴を言わない

お酒を飲んだとき、つい普段の不満が口から漏れてしまうこと、よくありますよね。
でも、そこで文句をいったところで、その不満が解消されるのでしょうか。
答えは否です。

ヒーローは、解決のために行動します。

酒場で「ショッカーさえいなけりゃ、おれだってようっ」などくだをまいたりしません。

意識改革をしようとしたり、前向きに生きようとしたりしない

文句をいいなさい。運命を呪いなさい。
ただし、走りながら、行動しながら、文句をいいましょう。

意識とか、心を入れ替えれば、世界がよくなるわけではないのです。

ヒーローは、具体的に世界をかえる行動をおこします。

ヒーローは、抽象的なことはしません。


選挙には必ずいきましょう

ヒーローは、お題目や建前を軽んじたり、ないもののように扱ったりはしません。
たとえ誰もがそれを信じていなくても、ヒーローはそれを信じます。

そして、もっとも重要なことですが、相手が建前と逆の行動をしてきても、相手を非難しません。

ヒーローは建前を信じます。けれども、自らの信じる虚構を否定する相手を「非国民」などと罵ったりはしません。

ヒーローは自分の信じた虚構が、虚構であると認識しています。けれども、虚構を軽んじたりはしません。
理想が実現できないことを知っていても、理想に近づくために、今日できることを今日やるのです。

一例として「誰がやっても政治なんてかわらないよ」と言わずに、選挙には必ずいきましょう。




書き終わって、「このエントリが皮肉だということに、もしかしたら読んだ人は気づいてくれないかもしれない」
と、いい知れぬ不安に襲われた。

まあ、真面目にとってもらっても、私の知性が疑われる、という以上の被害はないのだが。

*1:" Return to Gunparede " より