ライブドア:「ここ、モスクワかな? 同志」

H-Yamaguchi.net: これはやっぱりスジちがいだと思う

↑の記事はなかなかまともで、こういうのをみると日本の「ブログ」も日記からBlogに変わってきたのだな、と感慨ぶかい。


しかし、一方ではこういった健全な批判的記事が、じつのところweb上でしか流通していない、という事実も認めなくてはならない。


結局、朝日新聞(別に読売でも産経でも毎日でもいいのだが。あるいはほとんど全ての週刊誌)のこういった記事を読んで「そうだそうだ」と無条件に思う人の大半(単純にホリエモンがきらい。それだけなひと)は、ネットのこういった記事などチェックしていないし、そもそもそういった言説があることすら知らない。そしておそらく、知ったとしても「そんな細かいことはどうでも良いんだよ」というか、場の空気を読めないネット中毒のガキを不機嫌な目でひとにらみするだけだろう。彼らにとっては、才覚もなく努力もしないで成り上がった(現実には、そう思っている人の大半より、才覚もあるし努力もしただろうが。方向性はともかく)ホリエモンが、単純に妬ましいだけで、実際、彼を貶めることが目的であり、そのことがフェアであるかどうかは関係ないのだ。


その事実を考えると、かなりの徒労感を覚える。


ここで少しセンセーショナルな表現をしておくと、「日本の報道というのは、中国と同じなのではないか?」と思えてくる。(以下、だいぶ書いたが削除)


独占に胡坐をかいて不当な利益をむさぼり、提灯記事と建前を書き連ね、すこし情勢が悪くなるとスケープゴートを仕立て上げて、人民の不満のガス抜きをする。どの新聞を見ても、どの雑誌を見ても、同じことしか書いてない。


うーん。
僕らが住んでいるのは、どこの共産主義国家なんでしょう?