はなから血

突然、鼻血がでた。
疲れているのだろうか。
血が、予想よりずっと明るい嘘っぽい、まるで安っぽい、笑えるホラー映画の、やる気のない手抜きな色で、かなり愕然呆然驚いた。
そして、この色で私は駆動しているのか、などと考えながら、鼻にティッシュを詰めたのだ。ところで、鼻の穴には、ティッシュを半枚が丁度良い。