キリンカップ第二戦。「あの」最終予選との比較

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20050528&a=20050528-00000013-nks-spo
帰りが遅くなったので、ビデオで視聴。
ペルー戦よりも、ダイレクトなパス交換で相手を崩せるようになった。
これは非常によい! 小野が入ったおかげだろう。
だが、やはり最後が不発。大黒も決めきれない。
そんなこんなで、いつものカウンターを喰らって、敗北……。


うーむ。
だいぶ前から、ぼんやりとしたものはあったが、
ほんとに最終予選に勝てるのか?
不安が急激に現実化。


というわけで、
日本が予選突破を決めた、最初にして最新の、
「あの」アジア最終予選――フランス大会・アジア最終予選を思い出してみよう。


最終予選は、日本・韓国・ウズベキスタンUAEカザフスタンの五カ国が同組。
当時の出場枠は、3.5。
各組の1位・各組2位同士の決戦による3位・オセアニア地区1位とのプレーオフである。


現在のアジア最終予選はちょうど折り返し地点であるから、
フランス大会時の折り返し地点(4試合消化)までの戦積を思い返す。


97/09/07 ○6−3 vs ウズベキスタン(東京)
97/09/19 △0−0 vs UAE(アブダビ)
97/09/28 ●1−2 vs 韓国(東京)
97/10/04 △1−1 vs カザフスタン(アルマトイ)

勝ち点5。
初戦こそ勝ったものの、あとは引き分けと敗北。
ドーハの悲劇が、皆の脳裏に点滅し、渦巻く。
そして、10月4日、
加茂監督が辞任。
岡田コーチが監督についた。


転じて、ジーコ監督の戦績。
同組は、日本・イラン・バーレーン北朝鮮の四カ国。
出場枠は4.5。

05/02/09 ○2−1 vs 北朝鮮(埼玉)
05/03/25 ●1−2 vs イラン(アザディ)
05/03/30 ○1−0 vs バーレーン(埼玉)

勝ち点6。
確かに戦績では前回を上回っている。
しかし、もっとも大きいのは、出場枠増大による余裕だろう。
なにせ、フランス大会とは違い、グループ2位に入ればよいのだ。
もし、各組1位に入らなければプレーオフ、という枠であったら、
今日あたりが、監督交代の日になっていたはずだ。
ああ、ジーコは運がいい。まったく。


ちなみに、フランス大会予選のその後の結果は以下のとおり。

97/10/11 △1−1 vs ウズベキスタン(タシケント)
97/10/26 △1−1 vs UAE(東京)
97/11/01 ○2−0 vs 韓国(ソウル)
97/11/08 ○5−1 vs カザフスタン(東京)

アジア第3代表決定戦
97/11/16 ○3−2 vs イラン(ジョホールバル)