小説(スモールトーク)
警告:以下の分析、あまり面白くないです。でもせっかく書いたので、人類の共有データベースに登録しておこう*1。
最近の、西尾維新や奈須きのこや谷川流に象徴されるような、小説群はおそらく意識的に、オブジェクト指向で設計されている、とふと思いついた。夜中にメッセンジャで雑談しながら*2。
ゆえに手続き型の観点からすると、登場人物が単なる類型的パターン(属性)の集積にしか見えないし、動機やら行動にも深みがないように見えるのだろう。しかし、実際それを意図して設計しているのだから、その評価は正しく、そしてそれ故に無力。キャラクタは所与のメソッドとプロパティを幾つかオーバーライドしたにすぎないし、動機や行動基準は、わざと見えないように隠蔽され、カプセル化されているのだから。そしてキャラクタ一人一人が、物語の中で果たすべきファンクションが露骨に誇示され、あからさまなのも、そういった設計思想と言える。